ちょうクールな、『てきすと庵(いおり)』、始めましたよ!

テキスト庵という場を創造し、価値を与え続けてきた書き手の皆様に感謝を込めて。

庵の消失に関してフェアウェル記事を書かれた方々の中には、「庵は無償、また手弁当で管理・維持されてきたサイトだから、管理人がもう止めたと言って止めてしまった以上、書き手の我々がとやかく言う資格はない」と言われる方々がいらっしゃいました。

果たして本当にそうでしょうか?

書き手のみなさんの謙虚な表明には日本人の美徳のようなものを感じました。そして、元管理人さんの11年の長きに渡ったご苦労には当然感謝しております。しかし、庵を創造し、あの場に価値を与え続けてきたのは書き手と読み手の方々の存在がとても大きいと思います。特に長年に渡り、時間、労力、努力、熱意などを費やし、さらに幾多もの困難を乗り越えテキストを書き続けてきた皆様のテキスト庵に対する貢献をお金に変えることは不可能です。

そう!まさしく皆様のテキストには「お金で買えない価値がある。」のです。

どなたかが書かれていましたが、皆様のテキストには下手な雑誌を読むよりも価値がありました。現にウェブ日記の登場で、わたしは雑誌をほとんど買わなくなりましたし、更新されるのを楽しみにしていた日記も増えていきました。そんな理由から、こちらでも先日HNを挙げさせてもらった方々を始め、テキストを長く継続して書き続けている皆様には感謝してもしきれません。庵の消滅には、本当にいまさらながら皆様のテキストの価値を再認識させられたのです。

この点だけでも、書き手の方々が、「無償でサイト管理をしている管理人が一方的にサイトを閉鎖しても何も言えない」というのは変です。そこで、皆様がテキストを書いてテキスト庵に更新報告してきたことにお金以上の価値があるということを表現するために、てきすと庵(いおり)を作成、公開しました。書き手の皆様、そして利用者の方々に、わたしのその思いが少しでも伝われば幸いです。


宣伝:

テキスト庵全リストのリンクをチェック、サルベージし、生存が確認できた297のテキストから、独断と偏見で厳選したてきすと庵(いおり)を作成、公開しました。


※てきすと庵(いおり)の作成、公開に関し、過分なお言葉を頂戴しましたが、記事内でも述べた通り、皆様が長年に渡ってテキストを書き続けてきた習慣という重みある価値に比べたら本当に大したことではありません。むしろ、素晴らしいテキストを読むきっかけを自分が与えられたら大変嬉しいです。